食まわりの天職探し第2弾。
スクールでは「これをやってみたい!」と思える仕事がなかったものの
講師でこられていた日本料理の先生の教室に通ったりしながら
相変わらず食まわりでの仕事を探していました。
何の雑誌だったか覚えていないのですが、「フードコーディネーター」という肩書きで
仕事をされている方を見つけました。
具体的にどんなことをしているのか、どんな方なのか、全く知りもせず
そしてどうやって宛先を見つけたのかも定かではないのですが
「アシスタント希望」と募集しているかもわからないのに手紙を書きました。
先方に届いたのかどうかヤキモキするのが嫌で「内容証明」で。
(後にご本人になぜ内容証明で送ったのかと聞かれました・・・。
使い方を間違えてますから・・・汗)
そして返事を心待ちにしていると、ある日届いたのです!
そして事務所に伺うことに・・・。
第一声が「落ち葉を拾ってきて」でした。
ちょうど秋だったので、落ち葉をテーブルコーディネートに使うのでしょう。
虫に喰われていない、できるだけきれいなものを集めて持っていったのです。
お茶をメインにテーブルコーディネートをされている方でした。
「ではお茶にしましょう」
テーブルの上にお茶(紅茶)がセッティングされていました。
ソーサーが2段重ねのティーセット(?)を見たことありますか?
私はその時いらい、目にしたことはありません。
それでなくとも緊張しているのに2弾重ねって・・・。
一枚持った方がいいのか、置いたままでいいのか・・・。
聞けばいいのに、緊張のあまり聞くこともできず
その後の記憶がありません。(笑)
唯一覚えているのはその方は有名大学の出身だったのですが
「(有名大学を出ているのに)フードコーディネーターの仕事をしていて
親御さんは何もおっしゃらないのですか」と質問したことです。
そのころの私の価値観が透けて見えています(笑)
子どもが有名大卒者の両親は「フードコーディネーター」というフリーの
仕事で心配しているのでは?と思っていたのですね・・・私。
閑話休題。
お茶の後、食器を洗うようにとのこと(全てがテストでした)。
小さい頃から家事の手伝いをしてきた自負があったのですが
きれいに洗えていないと指摘されました(しゅん・・・)。
「では来週から来てもらいますが、○○大学の講堂まで車を運転してください」
つまりアシスタント兼、運転手というわけです。
車の運転は好きでしたが、都内は滅多に運転しません。
(いきなり都心を運転してって・・・ムリムリ!!)
ということで、テストの段階で辞退させていただきました。
今思うと六本木のあたりからそんなに遠くなかったのに
最初の意気込みは何処へやら(笑)
フードコーディネーターのアシスタントへの道は途絶えたのでした。